最底辺のあがき

世の最底辺の弱者男性ひきこもり、目標立てて実行していきたいと思います https://twitter.com/hikky_pierrot

NHKスペシャル「ある、ひきこもりの死 扉の向こうの家族」を見た感想



こないだ紹介したプロフェッショナル仕事の流儀と違って、今回のNスペは非常に重い内容で見終わる頃には心折れそうになってしまった…

【61万人の大人のひきこもり】

今回の主役は40歳から64歳の大人のひきこもり。ひきこもり100万人の中の61万人がこの年齢層とのこと。
「10以上前からひきこもりって話題になってたけど一体その人たちは今何をしてるんだろう?」と常々疑問に思ってたのだが、どうやらそのままスライドして更に悲惨なことになっているみたい。

「世間に対する恥、引け目負い目、人生に対する諦め」から支援拒否をする人が71.7%に及ぶとのこと。行政も強制的に介入するわけにはいかないので、支援がなかなか行き届かない実態があるらしい。

もうひきこもり末期状態で完全に生きる希望を失っていて、親の遺体と共に半年以上暮したり、親が死んだり貯金が尽きたらそのまま栄養失調(餓死)で亡くなる壮絶な事例が紹介されていた。


【一度働いたことがあっても…】


当然大人のひきこもりなので一度就職してから挫折した人も多かった。
自分は働いたことがないので、「一度でも働いたことがある人とは同じひきこもりというカテゴリでも全く違う人」という認識を持っていたのだけれど、今回のNスペを見たらそう大差ないという気もしてきた。

上手くは言えないけど、とにかく同じタイプの人間だと思ってしまった。
不器用すぎて上司に叱責されてひきこもった人の不安そうな顔見たりすると、ちょっと働いたぐらいじゃ精神的な成長って得られないんじゃないかってね。
段階的な成長を経てないでなんとか誤魔化しながら就職という場にたどり着いて暮らしていても、ずっと生き苦しさって残っちゃう気がする。


【自分も近い将来こうなる予感】

この悲しいドキュメンタリー見て思ったが、まあかなりの確率で自分もこうなる気がする。上の項でも書いたけど、とにかく自分と似たようなタイプの人間が多かった。特に耳栓つけて都合が悪くなって逃げるひきこもりなんて、完全に自分の行動と一致してるしね…

自分もどんどん気力がなくなり最終的にはゴミ屋敷みたいなところでひっそり最後を迎えるのかもしれない。

まあとにかくちょっとでもまともな思考できる時間が長く続けば良いな。昨日から1週間予定というのを作ったけど、とにかく毎日の積み重ねで生きてるという実感がほしいんだよね。生きてる実感が完全になくなったらすぐにベッドでずっと寝てるだけの存在になっちゃう気がする。


【最後に:親が悪いとまた言うぞ!】


上の項で終わろうと思ったけど、このドキュメンタリーの一番悲しいところを紹介し忘れてた。これを書かないわけにはいかない。


30年間ひきこもって49歳で病死した人の最後の言葉だ。

「こんなぼくでごめん。もう叩かないから手を握ってお母さん」



49歳だったけど心は全く成長してなかったことがよくわかるセリフだよねこれ。
なんで彼はこんな人生歩まなきゃならなかったのかと、同じひきこもりとしても本当に悲しい。
DVされてたということで親がまるで被害者のような扱いだったが、どうせ食事は与えてたんだろうし(じゃないと生きられない)、20年間家畜のように育てた親に責任はないのかと言いたいな。

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