際限ない承認欲求の果てに
昨日の続きみたいな記事
まあでも時事ニュースで承認欲求得たい気持ちはよくわかる。
だって趣味の世界で承認されようと思ったらものすごい知識がいるものね。
ちょっと趣味をかじった程度のひとがネットの趣味の場で発言しても、まあほとんど反応は返ってこない。周りの人に「今日もニワカがおるな…」ぐらいに思われて無視される。
そこから頑張って、お金も使って中級者になったとしても、その努力に合うだけの反応はほぼ返ってこない。趣味の世界では中級者であることは当たり前だから。
趣味の世界は本当に一部の上級者(下手したらプロ)みたいな人だけが目立って、他は群れるイナゴでしかない。
こういう厳しい世界で承認欲求満たすのはまあ基本的に並の人には無理だよねと。
対してヤフコメ、ツイッターで時事ニュースに対して反応した場合は全く違う。
特にヤフコメのトップ記事なんてのは何の知識もなくても、記事が投稿された直後に正義マンっぽいコメントを残せば数百いいねもらえるのは当たり前。
たまにヒットしたら1万以上のいいねもらえることもそこまで珍しいことではない。
オマケに政治を語っていると知識人になったような錯覚を覚える。本当は中身空っぽのアホだけど。
やっぱり承認欲求満たされるまでのハードルが違いすぎるのよ。
そして趣味の世界と違ってお金もかからないのが下層イナゴ民にとってなお良い。
結局この寂しい世界で何の知識もお金もない人が他人に承認されたいなら、ヤフコメとツイッターで正義マンっぽいこと言い続けるしかないんだと思う。
これが政治正論モンスターのたまり場と化した今のヤフコメツイッターの地獄絵図の正体だと思っている。
最下層のひきこもりが何偉そうに言ってんだと思われるかもしれないけど、なんか今のネットって数年前より遥かに居心地ワルいんだよ。
政治系のアクセス数がすごいからかヤフーやツイッター以外でもそういう話が目に入るからさ。
まあでも結局は政治問題なのかな。
