最底辺のあがき

世の最底辺の弱者男性ひきこもり、目標立てて実行していきたいと思います https://twitter.com/hikky_pierrot

ひきこもり本のやばさ

久しぶりに図書館に行って本を借りてきた。
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ひきこもり本です。

読書なら小説でも読んだ方が楽なんだけど、自分が何故ひきこもりになったのかという分析を多少辛くてもした方が良いと思ったからこれを選んだ。

でも、これがとんでもねえ本だったわけよ…


【スピリチュアル】


序盤はひきこもりの実態や、実例を元にしたカウンセリング内容が書いてあって普通の本だと思っていた。

でも、著者の人生を振り返るみたいな項目で???と思うところが…


具体的には、

>スピリチュアルな世界にハマっていき(中略)、自分のオーラ、他人のオーラが見えるようになり、僕は面白くて仕方ありませんでした。

>試しにリウマチに悩んでいた知人に手をかざしてみたところ、それまで曲がらなかった膝がその場で曲げられるようになったのです。



いや、さすがにこれはやばすぎでしょ


昔はスピリチュアル世界にハマってましたって書くならともかく、現在視点でも大真面目にスピリチュアル施術を語ってますからね。

施術はボランティアでお金は貰ってないと言いながら、結局一人の患者に(無理やり押し付けられたと強調してたけど)300万円振り込んでもらって思いっきりそれ使っちゃってるのも怪しい。


正直自分が世の中で一番嫌いなのが、この手のスピリチュアル系の人種なのだ。
誰がなんと言おうと困ってる人の病気を手かざし施術なんかで治せるとは思えない。

この記述見て読み進めたいという気持ちがかけらもなくなってしまった。


【ひきこもり本の著者はやばいのが多い】


そう言えば、今回のスピリチュアル本ほどじゃないけど、以前読んだひきこもり本もかなりやばい内容だったことを思い出す。

読んだのはかなり昔の話なんだけど、記憶が正しければ、ひきこもり脱出の手段として国会前の反政府デモ(たぶん反原発系か安保法案反対関連)に参加してみないか的なことが書かれてたんだよね。

ひきこもり問題に取り組んでる人が左翼的な思想を持ってる人が多いのはわかるし、大人のひきこもり問題って就職氷河期問題とも絡んでるから政府に腹を立てる気持ちもわかる。

でも直接的に関係ないデモ参加呼びかけるのはさすがにね。

デモバイトと同じ感覚でひきこもりを駆り出そうとしてるんじゃないのかと血の気が引くレベルだったわけ。


【致命的な記述を見るともう駄目】


結局引きこもり問題なんて儲からないジャンルに興味ある人ってかなり偏った左派的な思想持ってる人か、今回の本のようなスピリチュアルでぶっ飛んでるような人が多いんだろうね。

どんな考え持ってようが構わないとはいえ、わざわざひきこもり本に結構な人からやばそうだと思われること書く必要ないだろと思ってしまう。

部分部分で良いこと書いてようが、ほんの数ページの記述でこのひとは信用できないってなってしまうのが人間なのだ。

他人を常に警戒してるひきこもりなんてなおさらね。

久々勇気を出してひきこもり本を読もうと思ったのに、変なもの見せられてより気分が悪くなってしまったよ。

やはりひきこもりに救いはなさそうだ。