こもりびとというドラマを見た感想
NHKプラスのドラマコーナーを見てたら「こもりびと」という明らかにひきこもりがテーマのドラマを発見してしまった。
※プラスで14日まで見れるらしいです。
ひきこもりを題材にしたものを見るのは気が重いのだけれど、最近ちょっと元気になってきたのでブログのネタにもなるかと思って見てみました。
所謂大人のひきこもりの苦悩を描いたものなんだけど、以前紹介したNスペやプロフェッショナル仕事の流儀と違ってかなりマイルドな内容。社会の生きづらさとひきこもりの闇に軽く焦点当てたようなものですね。
・個人的に良かったところ
父親がひきこもりの息子がPCで資格や就職、ひきこもりの会の情報を調べてることを知るシーンがあるのだけれど、その後に「おまえ取りたい資格あるんか?相談に乗るぞ」みたいなことを言ったシーンには唸った。
自分の親もそうなんだけど、「やりたいことあったら応援してあげる」的な究極の薄っぺらさが見事に表現されていた。
息子のツイッターアカウントに、父親が匿名アカで近づいてコミュニケーション取るのも現代っぽくて良かったように思う。
・気になったところ
ドラマなのでしょうがないのだけれど、母親との関係性がほぼ描かれてないこと。厳格な父親の場合は母の影響を強く受けるものだと思うけど、そこごっそり削ってるから社会の厳しさに負けたひきこもりという見方で終わってしまっていた。
漫画買いに行くので外出するひきこもりなんだけれど、普通に漫画雑誌とコンビニ商品買えるぐらいの財力がある点はちょっと気になる。これはまあ自分の嫉妬なのかもしれないけど。一応契約社員として働いてたといっても10年もひきこもってもまだそれだけ小銭持ってるって親に出してもらってるんじゃ?的な疑問が出ちゃうなあと。
あと40歳のひきこもりにおせっかいかけてくる大学生の姪という超不自然な存在がいないとこのドラマは成立しない点😁
まあこんな感じかな。見終わった後も特別心動かされることがなかったというのが本音です。
やっぱり姪の存在がありえないこと、ブルーハーツの歌詞に重点置きすぎな構成のこと、母親の存在がないので家族問題としても描ききれなかった点が残念な気がしますね。
まあドラマだからしょうがないのかな…